アブストラクト銀河系電波連続光ループの性質の観測的証拠を提示する。それらの小さな 輪の幾何学を論じる。高・中銀緯における中性水素の特徴と連続光ループとの 関係が見つかった。 ループ I と逃散星 θ Ophiucus との関連が 示唆された。現在の証拠はループは超新星残骸であるという仮説を支持する。 |
1.イントロ高銀緯帯に電波連続光の強い尾根が存在することは電波天文の初期から 知られていた。Quigley, Haslam 1965 はそれらの内最も明るい3つが小さな 円弧を描くことを示した。それらの大きい二つは North Polar Spur と Cetus Arc として知られていた。それらの内部にはより小さな尾根が散在している。 そこで、この論文では、単独の尾根を "spur" と呼び、 円弧を形成している ものをループと名付ける。North Polar Spur の名は l = 30° 付近からの 立ち上がりに残し、Large et al 1966 が提案した円弧全体はループ I と呼ぶ。 Cetus Arc はループ II である。第3のロープは既にループ III が定着している。 |