kisokomaから望遠鏡を観測対象位置へ指向させるためのツール(point)を作成しました。
このツールで、天体名を引数として渡すと、望遠鏡を観測対象まで向けてくれます。 沢山の天体を一晩に観測する場合には、天体導入の手間がだいぶ省けることになると 思いますので、どうぞ、ご利用下さい。
● 使用方法
filename ...... 向けたい天体のエントリがあるファイル名。
object-name ... 天体名。指定したファイルに同じ名前でエントリが無
いと探せない。
たとえば、02152+2822 に向けたいとします。その天体の位置情報を記述
したファイルが /home/konic/obj_list/tab_c31.dat にあったとしま
す。その際は以下のように入力します。
% point tab_c31.dat 02152+2822
簡単に中身の解説をします。
konic は基本的に UNIX command line からの使用を念頭においてソフト がつくられていますので、shell script を利用したバッチの実行が可能で す。たとえば、天体に向けて、望遠鏡の membrane shutter を開けて、位置 確認のためいちまい画像を取得する shell script (one_shot.bat)を示します。
-------- one_shot.bat --------------------
#! /bin/csh
if ($#argv != 2 )then
echo ""
echo " Usage : one_shot.bat filename objname"
echo ""
exit(1)
endif
point $1 $2 .... 望遠鏡を天体に向ける。
ch_title $2 .... タイトルを天体名に書き直す。
sh_open .... 望遠鏡のシャッターを開ける。
nget 1 .... 一枚画像を取得する。
これは簡単な例ですが、皆さんの要求に合わせて自由にスクリプトを
書き直して快適に観測をして下さい。
このツールは国立天文台(岡山)の柳澤氏により製作され、また快く木曽での使用許可を 頂きました。この場を借りてお礼を述べさせて頂きます。
(以下は柳澤氏のレポートの謝辞)
このツール作成にあたっては、青木さんに大変お世話になりました。わた
しが作成したツールが便利であるとすれば、それは青木さんのつくった制御
系が良くできていると言うことです。私は、kisokomaから望遠鏡に指示を出
すように書き足しただけです。
それから、ツール動作の確認、虫とりにあたっては、藤井君にお世話にな
りました。彼は、私のつくったコードを良く理解していますので、なにか変
更希望があったら彼に相談して下さい。今後、私では細かな対応は出来かね
ると思われます。