, 内部スケッチ
| 検出器 | 1040×1040* PtSi CSD 三菱電機(株)製 |
| 画素サイズ | 17μm×17μm |
| 分解能 | 1.06 arcsec/pixel * |
| 開口率 | 0.53 |
| 動作温度 | 〜60K |
| 読みだしノイズ | 60e- |
| AD変換係数 | 6.3e-/ADU |
| 量子効率 | 8.0±0.9 % (1.25μm), 4.5±0.4 % (1.65μm), 2.0±0.3 % (2.15μm) |
| 1%の線形性保証範囲 | 8,000〜50,000 ADU |
| 欠陥画素率 | < 0.001 % |
| 温度安定性 | < 0.1K |
| 標準フィルター | J,H,K', その他のフィルターについては個々にお問合わせ下さい |
| オプション | 偏光観測 可能 |
| 限界等級 ( 点源, exp.=10min., S/N=10) | J=13.0mag, H=12.3mag, Ks=10.8mag |
* 画素数は1040×1040ですが、検出器の構造上、垂直転送方向(南北方向)は2画素分
binningされて読み出されます。
そのため実質上の画素数は1040×520,分解能は1.06"×2.12"となります。
** 実際には垂直転送方向は524pixelです。特に画像中央部にはアンプの発光を抑えるためにoverscan areaを設けてありますので、データ解析の際は注意して下さい。
観測準備は、2つに大別する事が出来ます。一つは、カメラ・コントローラ関連の立ち上げ、もう一つはカメラ本体の電源入力です。これらの操作には順番がありますので、これから示す手順にしたがって操作を行って下さい。
Login : konic
Passwd: XXXXXX (パスワードは所員にお問い合わせ下さい)
Login に成功すると、 X-Window が自動的に立ち上がります。暫くお待ち下さい。
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% win Today's dir.name for data storage : /scr1/konic/97Jul08 |
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% M+ Image Dir; /scr1/konic/97Jul08 CCD Name : - SPV CODE : - CPG CODE : - Image Size 0x0 [ 0x0 , 0x0 ] Number of CCD Operation : 0 Current Process : − Error : − |
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サーバーの立ち上げに失敗した場合は以下に示すメッセージが現れる事でしょう。
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Socket bind error: Address already in use Socket Error |
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これは、カレント・ディレクトリにソケットが残っている事を意味しますので、 ソケットを消去し、M+STATUS window でM+を再び立ち上げて下さい。
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% rm socket_cntl % M+ |
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| % Init |
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| % movie |
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カメラからデータが転送され自動的にSAOImageに表示されます。1枚目は サチった画像が出てきますが、2枚以降に図のような画像が出てきたらOKです。
| mac kisokoma |
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ontakeのstatus windowでMessage windowで machineがkisokomaに切り替わった ことを確認して下さい。
| Image Dir : /scr/konic/****** |
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| %movie |
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movieを停止するためには、SCP windowで以下のコマンドを実行します。
| %stop_movie または %scp |
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観測天体が暗い等の理由で視野確認ができない場合には、露出時間を設定movie を実行できます。その場合にはmovie実行前にexpコマンドで露出時間を設定 します。movieを実行すると、指定した時間だけ露出した後に画像を表示します。
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%exp xxx ← xxxには露出秒数が入る %movie -o integ ← 積分オプション |
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| %filter x |
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引数はフィルターに割り当てられた数字。 0:Dark, 1:J, 2:H, 3:K。
| % exp xxxx |
|---|
引数は露出秒数。
ほとんどど全てのパラメターは自動的に更新されますが、image title, observer, seeing size, weather condition に関しては観測者が入力する必要があります。
そのために次のコマンドが用意されています。
| % ch_title xxxxx | (画像タイトルの変更) |
| % ch_observer xxxxx | (観測者名の変更) |
| % ch_seeing xxxxx | (シーイングサイズの変更) |
| % ch_weather xxxxx | (天候の変更) |
KONIC 画像ヘッダの例はここにあります。
| % nget x |
|---|
引数は連続で取得する画像の枚数。
どのような観測を行うかは観測者が判断することですが、KONICでの観測のちょっとした コツおよび注意点を載せておきますので、参考にして下さい。
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% filter 0 % exp ***** 天体の露出時間に合わせる % nget *** |
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Darkは温度依存性が大きいので、出来れば各天体の観測の前後に取っておくことをお勧 めします。
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Control-C % abort % clr_err % ccd wipe |
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※ 強制終了した場合には、データは保存されないので注意して下さい。
PSFの影響は点光源を扱っている場合には、(PSFの形状が一定であれば)重大な問題にはなりませんが、
広がった天体の測光、形状の測定の場合には注意が必要です。
※PSFの資料として柳沢氏(国立天文台)および高宮氏(東大センター)の協力を頂きました。
スクリプト・ファイルの例を載せておきますので、参考にして下さい。
(例1, 例2)
PtSi検出器では検出器の構造により、Optical Cross-Talk現象が生じます。
そのためPSF(Point Spread Function)に以下の様なパターンが現れます(例)
高周波成分を強調した画像がこれ。
これは裏面照射型PtSiに共通の現象です。
この図はPSFのprofileですが、上記のパターンが測光時に
無視できない程のレベルであることがわかります。
広がった天体の具体例として近傍銀河での影響を評価した結果を示します。
銀河中心付近ではPSFの広がりによる光の洩れだしのため、
peakが暗くなる傾向が見られます。
Edge-on銀河ではPSFのスソの影響により、
特に短軸方向でprofileが大きく変化してしまいます。
また系統的なオフセット(明るくなる傾向)が見られます。
ただし、これらの現象はseeing size,天体の大きさ,天体の形状,要求精度等によって
影響の度合が違ってきます。
したがって、個々の課題に合わせて、PSFの影響をキチンと評価することが
必要となります。
KONICを用いた観測課題を申請する場合は、必ず事前にPSFの影響の評価を行うようにして下さい。
評価の参考のためにPSF画像をここ(psf_ir.fits,138KB)に
おいておきます。
不明な点は観測所まで、お問い合わせ下さい。
KONICではスクリプトを走らせることで、半自動観測が可能です。スクリプト
ファイル内では、KONICのコントロールコマンドがそのまま使えます(コントロール
コマンドの一覧は後述)。
以下、シェル・スクリプトの使い方を載せておきます。
% vi auto.bat (スクリプトファイルの編集,ファイル名は任意)
% chmod u+x auto.bat (ファイルを実行許可モードに変更)
% auto.bat (スクリプトの実行)
| % Quit |
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satsuki:%telnet kisokoma kisokoma:% cd ********* (データが保存されているdirectory) kisokoma:% tar cvf - ./KIR* | rsh satsuki dd of=/dev/rmt/0mn |
|---|
テープのラベルの記録様式は保存されているものを参照します。午前0時をまたがる データの日付については、夕方の方の日付を記入します。例えば11/18の夕方から19 日の朝までの観測なら11/18のデータとして扱います。テープは2本とも計算機室の 青いキャビネットに入れておいて下さい (誤録画防止用のツメをお忘れなく)。また書き 込み後にちゃんと読み込めるか確認しておくと安心です。
| satsuki:%tar tvf /dev/rmt/0mn 正常に書き込まれているかの確認 |
|---|
| % manual & |
|---|
| M+ | サーバープログラムを立ちあげる |
|---|---|
| Quit | サーバープログラムを終了スル |
| abort | 'abort' 信号をMessia IIへ送る |
| ch_observer | ヘッダーファイルの観測者の項を変更する |
| ch_seeing | ヘッダーファイルのシーイングの項を変更する |
| ch_title | ヘッダーファイルの画像タイトルの項を変更する |
| ch_weather | ヘッダーファイルの天候の項を変更する |
| clr_err | サーバープログラムのerror statusをクリアする |
| exp | 露出時間の設定 (引数は秒数) |
| filter | フィルターを設定する(引数はフィルター番号) |
| Init | カメラコントローラーの初期化 |
| lks | 温度コントローラーとの対話的通信プログラムの実行 |
| lks_sample | ヒートシンクの温度モニターを行なう |
| lks_sample2 | 検出器の温度モニターを行なう |
| lks_status | 温度コントローラーのステータスを表示する。 |
| manual | オンライン・マニュアルを立ちあげる |
| movie | movieモードの実行 |
| nget |
画像の取得 (引数は枚数,デフォルトは1) |
| scp | movieモードの停止 |
| stop_movie | movieモードの停止 ( = scp ) |
| setup * | 画像保存用のdirectoryをつくる * directoryは通常、M+実行時にできる |
| win | カメラコントロール用のwindowを開く |
| tel_move xx yy | 望遠鏡をΔα=xx",Δδ=yy" 動かす |
|---|---|
| center x1 y1 x2 y2 | SAOImage上の(x1,y1)を(x2,y2)に持っていく為の 望遠鏡の移動量の計算 |
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% CTRL-C % abort % clr_err |
|---|
もし、これでもおかしいようであれば、初期化をやり直して下さい。
トラブルが発生した場合、発生時の状況・現状・気付いた点等をトラブルノートに記載して
下さい。また一人で解決しようとせず、まずは所員に声をかけて下さい。
その他、不明な点等がありましたら所員までお知らせ下さい。