ANIR光軸チェック

(2009/2/19)

レーザーを用いた赤外光学系/可視チャンネルの光軸チェックをおこなう。

手順は以下のとおり

  • (1)まずレーザーを天板に垂直に,光軸中心をとおるように撃つ
  • (2)そのレーザーが可視CCDの視野中心に行くかを画像をとってチェック
  • (3)赤外チャンネルの副鏡瞳を測定し,その中心がレーザーの中心にくるように ANIRデュワーの傾きを調整

詳細な手順はこちら
但し前回とはレーザー射出向きが違う(下).実線が今回のconfiguration

赤外瞳位置の確認

懐中電灯をレーザー射出位置の周囲で動かして,画像の明るさ の変化より瞳の中心を測定する。
結果,
  • ダイクロイックミラーを入れた状態での瞳中心は, (x=-15mm, y=-30mm)
  • ダイクロイックミラーを抜いた状態での瞳中心は, (x=-10mm, y=0mm)
    =>アラインメント用レーザーはこちらにあわせた
なお、座標系はレーザーで出した天板中心の光軸を原点とし、向かって左が X軸正方向,上がY軸正方向としている。
参考:x-y-count関係のテーブル(.xlsファイル)

#1月の調整では
#ダイクロイックミラーinで, (x=47mm, y=50mm)
#ダイクロイックミラーoutで, (x=27mm, y=30mm)

●ダイクロイックミラーを入れた状態でのy軸方向の調整(x=-15)時にyの値を負の方向に大きくすると(<-120)、弧の形の影が移った.(下図)
どうやら天板上ミラーの縁が映りこんだよう。