- 各種基本データ
- 観測バンド:U,B,V,R,Iの5バンド。
バンドの波長と波長幅テーブル
- 大気の透過率:峰崎計算版 (http://aladdin.mtk.nao.ac.jp/~minezaki/tao/tao000609.html)をR=200落としたもの+短波長側(<0.9um)はMKのデータ。
バンド毎の有効透過率
- 望遠鏡面の反射率:理科年表のアルミの反射率
バンド毎の有効反射率
- 大気のOH夜光放射:Geminiの測定値を用いる。
バンド毎の有効flux
バンド毎の背景光の面輝度(AB等級)
- システム効率:いろいろ仮定。
- 可視光学系の反射鏡の効率 = 0.9
- レンズ6枚、12面の透過率 = t_opt^12
t_optの値は
- U:0.98
- B:0.985
- V:0.985
- R:0.98
- I:0.98
としている。山室情報はこちら。
- フィルターの透過率+CCD量子効率+ダイクロイックミラーの反射率 => こちら
- そのほかのパラメータ
- 望遠鏡口径 = 1m
- CCDダークカレント = 0.01e-/sec
- CCD読み出しノイズ = 13e- (updated 2008/9/30)
- CCDの最長単一積分時間 = 300sec
- アパーチャー = φ2arcsec
- ピクセルスケール = 0.2arcsec/pix
- 計算スクリプト
- 結果(Updated 2008/10/22)
S/N=5としたときの限界等級は以下の通り(AB mag)。
当初読み出しノイズは30e- rmsを仮定していたが、実測の結果
13e- rmsであることが判明したので、修正した。
ただし、U-bandについてはレンズ設計の際に一切考慮されていないので、
そもそも使えるかどうかが不明。
なお、ほぼ完全にreadout noise limitedとなっている。
- より量子効率の高いCCD => E2Vとかの裏面照射CCDだと200万円コース。
- より効率の良い光学系 => ARコートで頑張る価値はある?
が重要。
| Limiting Mag/Flux (AB mag / Vega mag / uJy) |
Band | t=3600sec | t=600sec | t=60sec | t=1sec |
(U) | 22.39 / 21.75 / 4.04 | 21.40 / 20.77 / 9.98 | 19.30 / 18.66 / 69.5 | 14.86 / 14.22 / 4140 |
B | 23.79 / 23.70 / 1.11 | 22.81 / 22.72 / 2.74 | 20.75 / 20.66 / 18.2 | 16.32 / 16.24 / 1070 |
V | 23.55 / 23.57 / 1.39 | 22.57 / 22.59 / 3.42 | 20.56 / 20.58 / 21.6 | 16.15 / 16.17 / 1260 |
R | 23.04 / 22.90 / 2.21 | 22.06 / 21.92 / 5.45 | 20.05 / 19.91 / 34.6 | 15.64 / 15.50 / 2010 |
I | 22.15 / 21.69 / 5.04 | 21.16 / 20.71 / 12.4 | 19.15 / 18.69 / 79.6 | 14.74 / 14.28 / 4640 |
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