Paα-offフィルタデザイン

(2008/9/2 :本原)

そもそもの経緯はこちら

  • LIRG/ULIRGのピックアップ
    せっかく作り直すので、dusty starburstのフォローアップができれば
    => LIRG/ULIRGがピックアップできるようにしたい。
    Sanders et al. (2003) "THE IRAS REVISED BRIGHT GALAXY SAMPLE (RBGS)" からピックアップ。
    選出条件は、
    • Dec < 30deg
    • L(IR) > 1e11 Msol
    とすると、その速度分布は
    cz(km/s)天体数
    <20001
    <30002
    <35006
    <400013
    <500028
    <600048
    <700060
    <800069
    <900075
    <1000084

    その一方で、大気の窓は以下のようになっていて、3500-4200km/sに比較的 大きな穴があったりする。

    あと、2750-5200km/sはHSTで結構やられている(中心のstarburst核 20"x20"だけのようだが : Alonso-Herrero+06)

    その辺りを勘案して
    • 4000km/s以下の領域は天体数も少ないので捨てる
    • 波長幅はR=100程度とする
    ということで、以下のような仕様で日本真空に当たってみる。
    • λc=1.910um
    • Δλ=20nm (FWHM) : R=95.5
    大気の窓とフィルターバンド案(水色)。紫はPaα-onフィルタのバンド。