- Paα(5nm) : 77Kおよび常温の再測定
2008年7月に納品されたPaαフィルター(5nm幅)
2セット納品されたうちの、92760701-001-No1を測定した。
フィルターは、以下の順序でホルダーに格納して測定を行った。
ホルダーの下側から
ID 92760701-001-No1 |
0.1mm シムリング |
BPF |
0.2mm シムリング |
SPF |
0.2mm シムリング |
LPF |
0.2mm シムリング |
0.5mm シムリング |
の順で格納された。
なお、測定光源はホルダーの上側(上表でいうと下側のフィルター)から入射する
また、多層膜コート面が入射側に来るように配置されている。
これは、BPFの膜面ができるだけ早く冷えるようにするためである。
- (1)全波長帯の透過率
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0.6 - 3.0umでの透過率。黒実線が 77K, 赤破線が 常温 である。 |
- (2)バンドパス性能
- 中心波長の場所によるずれはやはり大きい。
- 温度による波長シフトはほとんどない。
- ピーク透過率は80%超となった。
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(下) ID 92760701-001-No1のバンドパス性能。黒線が77K、赤線が常温。破線は、デフォルトの位置から
フィルターを数ミリずらしたときの値。
(上) 破線:5600mでの大気の透過率と、実線:そこでこのフィルタを用いた場合のeffectiveなバンドパス特性。 |
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