真空問題(2008/12)

(2008/12/16:本原)

  • トビカブラックによる内部塗装
  • フィルターを含めて全てのコンポーネントをインストール
  • ただし、検出器箱とコールドヘッド間の熱パスは外してある
して真空引き/冷却を行ったところ以下の図のように
  • 常温時の真空度は1e-4torr台まで引けるが
  • 冷却しても、真空度が1e-5位までしか下がらない(通常は1e-7位まで下がる)
  • 冷却しても、検出器の温度が90K、ミラーボックスの温度が75K位までしか 下がらない(これは、熱パスがないための可能性もあるが)
比較のために,正常時の温度と真空を示す

常温に戻したあと、ためしに検出器のヒーターを入れてみたところ、 以下のようになった。
真空度が温度に見事に反応しているのがわかる。
おそらく、トビカブラックの塗装部からのアウトガスが非常に大きいため であると考えられる。
このまま、検出器部の温度を50度程度で、しばらく ベーキングをしてみることにする。