- トビカブラックによる内部塗装
- フィルターを含めて全てのコンポーネントをインストール
- ただし、検出器箱とコールドヘッド間の熱パスは外してある
して真空引き/冷却を行ったところ以下の図のように
- 常温時の真空度は1e-4torr台まで引けるが
- 冷却しても、真空度が1e-5位までしか下がらない(通常は1e-7位まで下がる)
- 冷却しても、検出器の温度が90K、ミラーボックスの温度が75K位までしか
下がらない(これは、熱パスがないための可能性もあるが)
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比較のために,正常時の温度と真空を示す
常温に戻したあと、ためしに検出器のヒーターを入れてみたところ、
以下のようになった。
真空度が温度に見事に反応しているのがわかる。
おそらく、トビカブラックの塗装部からのアウトガスが非常に大きいため
であると考えられる。
このまま、検出器部の温度を50度程度で、しばらく
ベーキングをしてみることにする。
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