各種表面の反射率(3)

(2008/11/7: 三谷)

アルマイト塗装、トビカブラック塗装の試料について、散乱込みの反射率測定を行った。

日時: 2008年11月7日
場所: 国立天文台 先端技術センター オプトショップ
装置: SolidSpec-3700

測定資料は下記のとおり。

  • Gold Mirror ・・・ 山室さんよりお借りした金ミラー試料
  • alumite (TANAKA) ・・・ 田中研のアルマイト試料
  • Tobika + almuite (TANAKA) ・・・ 田中研のアルマイト試料にトビカブラックを塗装したもの
  • alumite (KIDA tsuru) ・・・ ANIRのフィルターめくら板(つるつる面、喜田工業製)
  • alumite (KIDA zara) ・・・ ANIRのフィルターめくら板(ざらざら面、喜田工業製)
  • alumite (YAMAMURO) ・・・ 可視カメラの光学系用のアルマイト部品(山室)
  • Tobika (maru) ・・・ トビカブラック塗装のサンプル(丸型)
  • Tobika (shikaku) ・・・トビカブラック塗装のサンプル(四角)
下記の図では、結果のうち代表的なもののみをプロットしてある。
アルマイト試料の反射率はいずれも高く、約 1.5um で 70-80%、2um ではほぼ 100% となっている。
トビカブラック試料の反射率は、どの波長でもほぼ一定で 6% 程度。
ただし、長波長側では散乱試料の吸収のためか、きちんと校正されていない可能性がある。金ミラーでキャリブレーションする必要があるか。


下記の図は、アルマイト試料の結果のみをプロットしたもの。

下記の図は、トビカブラック試料の結果のみをプロットしたもの。