アルマイト表面の反射率は結構高いよという山下情報と、
トビカトップガード(マットタイプ)がいいよ、という市川情報が。
とりあえずこの辺を調べた木村君にメールできてみると以下の情報が。
やはりというか、10-20%の反射率があるのか。がーん。
From: Masahiko Kimura
Date: Tue, 7 Oct 2008 09:40:00 JST
To: yyyy@yyyy (Kentaro Motohara)
Cc: xxxxxx@xxxxxx
Subject: Re: トビカブラックの反射率
本原様
トップガードの利点は、簡単に塗れて、それなりの反射率を持つことです。
山下さんの指摘どおり、アルマイトは赤外領域で反射率がかなりあります。
また、どの会社でアルマイト処理をするかで反射率に大きな差があります。
添付資料は、観測所の分光光度計での測定結果です。
アルミの鏡を基準に測定したものですので、実際の反射率は、アルミの鏡の
反射率をかけたもの、長波長側では、一声、0.98をかけた値が絶対反射率です。
また、短波長側は、ノイズが大きく載っていますので、300nmより短いのは
無視してください。
トップガード:トビカブラック(マットタイプ)
黒アルマイト:確か、中島分光で加工をお願いした部品
黒塗装 :PIRの一部品
黒シート :エドモンドで買った遮光用の黒紙
黒アルマイト:確か、ミスミで購入した黒アルマイト部品
塗装の塗り方により2倍程度の差は出ます。
(厚めに塗ったほうが反射率が高く出た。)
熱サイクルに関してですが、
以前京都大学で、1mm?のアルミ薄版に塗装したものを
液体窒素で冷却後、直ぐにヒートガンで加熱するという
サイクルを5回ぐらい繰り返したことがあります。
そのときの試料では、塗装の剥離・劣化は見られませんでした。
ただし、真空中での試験はしていませんので、粉ふくかは
調べていません。
また、純アルコール・アセトン等の溶剤で、塗料が溶けてはがれて
しまうことがあるようです。
(ヒートガンで適度に焼き付ける?と硬くはなりますが、熱変形をする可能性が
ありますので、何処まで必要かによると思います。)
ご注意ください。
何か、疑問がありましたら、ご連絡ください。
ps。
今年度中には、中間赤外までの反射率測定をするつもりではあります。
もし、ついでに調べて欲しい試料がありましたら、測定をしますので、
ご連絡ください。
木村
|