各種表面の反射率(2)

(2008/10/16:利川)

UV3100で各種コーティング表面の反射率を測定。入射角は12度or45度。
各種コーティングは ●アルマイトコーティングのめくら板
赤:表12度、緑:裏12度、青:表45度、桃:裏45度。
入射角12度では、ザラザラした裏面の方が反射率が低かった。散乱の効果だろうか。入射角45度では共に1/10ほどの反射率になった。図では青線と桃色の線が重なっている。


●各種反射率(左:入射角12度、右:入射角45度)
赤:トビカブラック(四角)、緑:トビカブラック(円)、青:アルマイトの上にトビカブラック、桃:アルマイトのみ、水色:アルミ?
重ね塗り、トビカブラック、アルマイト、アルミの順で反射率が低い。ただし可視域ではアルマイトが低くなる。
45度ではどれも1/10程になる。異常に低いのが不審である。ディテクタを切替える所(1750nm,800nmなど)で山ができていたり、何かおかしそうだ。


●東美化ブラック
赤:四角の板(12度)、緑:丸い板(12度)、青:四角の板(45度)、桃:丸い板(45度)
四角の板と丸い板でほぼ同じ。
やはり45度での挙動が気になる。


●重ね塗り(アルマイトの上からトビカブラック)
赤:入射角12度、緑:入射角45度
トビカブラックの場合とプロファイルは同じ。
こちらの方が全ての波長域でやや反射率が低い方にシフト。


●アルミニウム?(未塗装)
赤:入射角12度、緑:入射角45度
思いのほか反射率が低かった。
やはり45度では1/10程度まで落ちる。