90KでのMUXの読み出し試験(縞々問題発生)

(2008/12/10)

冷却時に、行の途中からレベルが変わってしまって ちゃんとした画像がとれないという問題が再発生した。
取得された画像は以下のようなもの。
縞々が出たresetフレーム。光ははいっていない 縞々が出たCDSフレーム。こちらもダーク。 強い光をいれたとき。
これから見て取れるのは

  • 行の始めは必ず同じレベルで始まる
  • 途中でレベルが大きく飛ぶ(数千〜1万ADU)。どこで飛ぶかはランダム。
  • レベルのトビは完全に不連続。(1ピクセルで変化する)
  • 読み出しの速度を変えても縞々が出る確率は変わらない。
  • ピクセルクロックは正常に動いている
  • 溜った電荷も読み出せている(光をいれたときに見えるパターンから)
また、以下にデュワーからの出力波形を示す。 これを見ると,出力波形の時点で既にトビがあるのがわかる。
黄色が出力信号。おおよそ4msecで一行(1024pix)が完了する。 各行の途中で大幅に(~150mV)レベルが飛んでいるのが良くわかる。
昇温して、常温でどうなるかをチェックする。