tennet/gopiraの皆様
このメールを重複して受け取られる場合はご容赦下さい。
10月29日(火)、30日(水) に国立天文台三鷹で開催される
面分光研究会2019のファイナルサーキュラーをお送りいたします。
講演申込・旅費補助申込は既に締め切っておりますが、参加のみの場合は
事前申し込みなしでも受け付けております。
(WEBから申し込んでいただけると当日作業の手間が省けますので、
ご協力いただけると幸いです。)
29日(火)にコスモス会館で行われる懇親会費用は スタッフ3000円、
学生2000円 です。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
世話人一同
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面分光研究会2019 -新面分光装置で花開く新しいサイエンスー
日時:2019年10月29日(火)、30日(水)
会場:国立天文台三鷹キャンパス 大セミナー室
ファイナルサーキュラー
【趣旨】
広がった天体の各場所のスペクトルを一度の露出で得られる面分光は光赤外天文
学において主要な観測手法になったと言って過言ではない。その観測効率の良さ
も相まって、近年の主だった光赤外望遠鏡には面分光装置が搭載されるように
なって来ている。国内では、すばる望遠鏡の可視光撮像分光装置FOCAS用の面分
光ユニット(Integral Field Unit: IFU)と、せいめい望遠鏡のKOOLS IFUがい
よいよ共同利用を開始した。また海外面分光装置を用いて観測的研究を進めてい
る国内研究者も増えてきている。TAO望遠鏡の近赤外線分光撮像装置SWIMS用の
IFUは早ければ来年度にファーストライトを迎える。さらに次世代超巨大望遠鏡
TMTでは近赤外線撮像面分光装置IRISがファーストライト期から稼動する予定で
あり、将来計画として面分光機能を有した装置もいくつか提案されている。
このように日本からアクセスしやすい面分光装置が増えていくに伴い、国内での
面分光研究がますます盛んになっていくことが期待される。本研究は面分光装置
開発者と面分光に関心のある研究者が一堂に会することで、面分光研究をさらに
加速させることを目的とする。
【申込期日】
・講演無し、旅費補助希望無し:特に期日はありませんが、参加人数把握の
ために申し込みフォームの記入は行ってください。
【プログラム】
講演時間は質疑応答込み
●10月29日(火)
13:00 (5min) あいさつ
面分光装置の現状報告1
13:05 (20min) 「共同利用を開始したFOCAS IFU」尾崎忍夫(国立天文台)
13:25 (20min) 「近赤外線面分光ユニットSWIMS IFUの開発状況」
櫛引洸佑(東京大学)
13:45 (20min) 「せいめい望遠鏡に接続したKOOLS-IFUの現状と将来計画」
松林和也(京都大学)
14:05 (20min) 「提案: SNIFF -- An AO-assisted Micro Lens Array IFU
for Subaru」 田中壱(国立天文台)
14:25 (15min) 休憩
面分光を用いたサイエンス1
14:40 (40min) 「Gemini-NIFS等による前主系列星の長期モニタリング &
Gemini-NIFS整約ソフトウェアの改良」
高見道弘(ASIAA)(招待、リモート)
15:20 (20min) 「Subaru/CHARISによる系外惑星・原始惑星系円盤の観測」
小西美穂子(大分大学)
15:40 (20min) 「Spatially-Resolved Study of Planetary Nebulae
with the Seimei/KOOLS-IFU」 大塚雅昭(京大岡山天文台)
16:00 (15min) 休憩
面分光に関わるソフトウェア
16:15 (60min) 「aflak: 面分光データ視覚分析のためのビジュアル
プログラミング環境」
藤代一成、Boussejra, Malik Olivier、打木陸雄
(慶應義塾大学)(招待)
17:15 (20min) 「KOOLS-IFUのデータ解析ソフト」 松林和也(京都大学)
17:35 (30min) 議論
18:30 懇親会(コスモス会館)
●10月30日(水)
面分光装置の現状報告2 TMTでの面分光装置
09:30 (20min) 「TMT/IRISのマイクロレンズアレイ及びスライサーIFU」
早野裕(国立天文台)(招待)
09:50 (20min) 「TMT/WFOS IFU計画」 尾崎忍夫(国立天文台)
10:10 (20min) 「TMT/MICHI用のイメージスライサーの開発」
左近樹(東京大学)(招待)
10:30 (20min) 「TMT-AGE:近赤外線多天体面分光器」
秋山正幸 (東北大学)(招待)
10:50 (15min) 休憩
面分光を用いたサイエンス2
11:05 (30min) 「KOOLS IFUを用いた近傍超/高光度赤外線銀河の観測」
鳥羽儀樹(京都大学)(招待)
11:35 (20min) 「大規模面分光サーベイでのAGNカタログ作成とサイエンス」
鹿熊亮太(東京大学宇宙線研究所)
11:55 (95min) 昼食
13:30 (30min) 「面分光で探る星形成銀河~近傍から遠方まで(仮)」
小野寺仁人(国立天文台ハワイ)(招待)
14:00 (30min) 「面分光による遠方銀河の観測 (仮)」
橋本拓也(早稲田大学)(招待、リモート)
14:30 (20min) 「KMOS3D survey」但木謙一(国立天文台)
14:50 (20min) 「理論モデルを用いた分子輝線の面分光疑似観測:力学解析への
バイアス」 井上 茂樹(筑波大学 / 国立天文台)
15:10 (20min) 集合写真、休憩
15:30 (20min) 「面分光によるSMGs overdensityからのprotocluster探査」
三橋一輝(東京大学)
15:50 (20min) 「Diffuse Lyα halos around galaxies at z > 6」
百瀬莉恵子(東京大学)
16:10 (20min) 「gas filaments at z=3 revealed by MUSE」
梅畑豪紀(理化学研究所)
16:30 (20min) 「数値シミュレーションで探る大域的輝線マップと
銀河形成の関係」 矢島秀伸(筑波大学)
16:50 (20min) 「南天広視野専用望遠鏡+主焦点 IFU による
広域無バイアス分光サーベイ」 谷口義明(放送大学)
17:10 (20min) 議論
ポスター発表
「すばる望遠鏡レーザートモグラフィ補償光学+Kyoto3DIIで探る銀河の
内部構造進化」大金 原(東北大学)
【WEBページ】
http://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/ifu/ifu_meeting_2019.html
面分光研究会2016に関しては以下のWEBページをご覧ください。
https://sites.google.com/site/ifu2016meeting/home
【問合せ先】
ifumeeting2019@ioa.s.u-tokyo.ac.jp
【世話人】
尾崎忍夫、松田有一、但木謙一(国立天文台)、本原顕太郎、櫛引洸佑(東京大
学)、川口俊宏(尾道市立大学)、松林和也、大塚雅昭(京都大学)、梅畑豪紀
(理化学研究所)