[次期可視/赤外スペースに関する議論点] ○一般論:次期スペースに求められるもの ・装置側からみて ・サイエンス側からの希望 ○光赤外コミュニティーとSPICA/JASMINE/JTPF ○天文台とSPICA/JASMINE/JTPF ○天か地か 次期可視光/赤外スペースに期待される機能 ・高コントラスト可視観測 ・広視野回折限界可視撮像 ・高感度紫外線分光 ・高解像度中間遠赤外観測 具体的には 9桁以上のコントラスト HST/COSの10倍以上のUV分光 HST/ACSの10倍以上の感度の撮像 <0.01"の解像度の達成 AOよりも広視野の確保 [何が求められているか] 児玉:広視野撮像装置と面分光の分光器が欲しい 長尾:サーベイでは地上でもいいが、個々の構造を調べるのにスペースの高空間分解能が… 千葉:広視野/安定したPSF。中分散分光で視線速度、ある程度のアバンダンス観測 茂山:AGBだと高解像度の中間遠赤外:干渉計 星の組成のために高波長分解能の紫外線分光 小久保:AUスケールの撮像 長尾:銀河形成とAGNを分離できる高空間分解能観測、ダストに埋もれたAGNの中間赤外観測が重要か [光赤外コミュニティとの関係] 片ザ:SPICAの検討はバランスを欠いて進んでいる。具体的に観測装置をどうするかなどは全く 検討されていない。リソース不足。 いったいどういう観測装置が必要なのかの検討を。 SPICAを使うScientific requirementの厳しい要求を出して欲しい。 中川:SPICAサイエンス研究会を秋以降に開催したい。 日本の宇宙開発自体に閉塞感がある。新しい機関を引っ張っていくのはそれを使う 科学ミッション。特に天文学にとってのメリットは絶大だし、一般にも分かりやすい。 こういう機会を利用して、宇宙開発に圧力をかける良いチャンスでは。 スペースのコミュニティを広げる良い機会。 SPICA WGへの参加も。 サイエンスWGの立ち上げも考えている。 郷田:JASMINEは、サイエンスの面では、アストロメトリ情報という天文学の基本情報 のみを提供するという 意味で他のミッションとは異なり目的特化型といえるが、基本情報なので 大なり小なり、天文学のほとんどすべての分野と関係する。データが出てくるま で時間はかかるが、得られるであろうデータをもとにサインスとしてどのような 展開が可能なのかは、天文のコミュニティで今からでも検討が必要。 あと技術面では、特に光赤外コミュニティに対しては、望遠鏡/検出器の技術開 発の協力が欲しい。また、超小型衛星による技術開発や実証実験にも興味が あれば、ご参加を。 田村:セミナーに参加を。