ELT検討打合わせ 三鷹2FTV会議室 13:00- 参加者 三鷹:伊藤、大島、竹谷、金子、家、本原 京都:岩室、木村 名古屋:長島、加藤、永山、栗田、長田、木野 ハワイ:高見、臼田 配布資料 1. 状況概略説明(家) CELT GSMT 日本素案の説明 予算 セグメント研削試験について 国際的な動きの説明 2. セグメント開発について 2.1 三菱(竹谷) CFRPミラー 30nm RA位の精度でレプリカ製作が可能 吸湿が問題になるのか? 要素セグメントサイズの現実性は?(家) 3mくらいのものも作っているが、面精度が必要な物ではない 1mくらいのものならすぐに着手できる。(竹谷) 蒸着、化学薬品に対する強さは(高見) 蒸着はできるが、剥がすことはできないのでは(竹谷) ガラスコーティングを行う、という可能性もあるかも(竹谷) 基本的には使い捨て、という考え方では(大島) AOのDMはエポキシに銀蒸着だが、それではあまりいい膜が得られないらしいが大丈夫か(高見) CFRPはクロム下地、金蒸着で、特に問題は感じていない(竹谷) CFRPの吸湿性のチェックに必要な期間はどのくらいか?(家) 季節ごと、一声1年? 2.2 研削の可能性試験(家) ZPFの研削試験はすでに開始してる。 すぐに蛍光灯が写るレベルに達した。 600mm角のものまでしかできてはいないが。 比重はSiCにかなり近い。 元々の開発動機はステッパーのステージ 3. センサーアクチュエータに関する京都の試み(岩室) CELTは非接触アクチュエータだが。(伊藤) リニアアクチュエータ AOで使っているハーモニックドライブは電源を切るとブレーキをかけないと戻ってしまう(高見) 鏡縦置きにしたときの鏡の変形量が200nm近くあるようだが大丈夫か?(栗田) 一応レイトレースでチェックしているので大丈夫のはずだが。(岩室) 一番怖いのは接着部分の安全性か ラテラル支持はCELTでは穴を開けずに、あたかも穴を開けたかのようなモーメントをかけている(伊藤) CELTは1点支持だからでは(岩室) 鏡の研磨はどのように行うのか(栗田) セグメントを接着した上で研磨する。(岩室) 4. 研削について(栗田) 京大のコメント(岩室) 凹凸2つの球面(6cm角)をELIDで製作。 凸面 曲率半径 設計400mmに対し396.8mm, 鏡面精度 0.16um r.m.s., 形状 peak-valley 0.58um 凹面 曲率半径 設計400mmに対し399.3mm, 鏡面精度 0.006um r.m.s., 形状 peak-valley 0.58um 研削なのでどうしても砥石の目が詰まってしまう? refreshのタイミングが大切? 現在研削可能なマテリアルは?(大島) ナガセ山口さんによると ×金属、CFRP ○ガラス、セラミック 熱変形が問題になるらしい。(家) 研削圧は大丈夫か?(大島) ナガセによると、十分に追い込めるらしい(栗田) 5. トラス構造の開発 (栗田) 20mの試しのセル、鏡40t、セル20+10(?)t 三協製作所(http://www.sankyo-ss.co.jp/)のCFRP材料などをつかえばセルの軽量化(10t?)が可能? 6. 新コンセプト望遠鏡 (岩室) 実質赤道儀となる。ローラー駆動 7. 検討項目の切り分け案・コメントなど メインになるのはセグメント・セグメント制御、軽量化あたりか? (家) 栗田指摘のように軸受け部分が問題になるだろう (伊藤) 上流側からの設計が不足しているのでは(システム設計->breakdown) (大島) 制御が抜けているのでは(大島) どのようなバランスにするのか?駆動部は簡単にして制御で補正という考え方で行くのか。(伊藤) ここの技術要素に不定性が大きい中でどの程度までできるのか?(高見) ドライブなどはすばるの延長でいける。ローラードライブにするのなら フィードバック制御の帯域とのトレードオフか(伊藤) すばるベースで行える、という背景があると有利なのか?(大島) それは十分にある。国際協力でアピールする部分となる。(家) コストも魅力あるものにしないといけない(伊藤) 機能はコストで絞り込むつもりでいる(家) 今日の議論を元に、どの辺りを三菱に依頼するかも検討する。 年度内には青写真をまとめたい。(家) 三菱には上流側のシステム設計をやってもらう、という方針で検討を進める。 8. 今後の予定など 8月下旬 光天連シンポ 12月 すばるUM 3月 報告書をまとめる