ASTROS:VST1遠隔操作ビット割り付け
ver.1.00 1990/12/14 半田利弘
ver.2.00 1992/02/13 半田利弘
被制御機器
現在、遠隔操作系として、以下の機器を計算機制御および監視している。
- 回転式ビームスイッチ(予定)
- R-sky切り替え鏡
- Hot-Cold切り替え装置
- 回転式受信機調整用吸収体スイッチ(予定)
- 分光器無入力信号切り替えスイッチ(監視はしていない)
制御指示ビット割付
- 回転式ビームスイッチ
- 当面、計算機制御は行なわないが、ダミーとして1ビット確保しておく。
- R-sky切り替え鏡
- R状態、sky状態の切り替えとして1ビット占有。
- 0=R状態、1=sky状態
- Hot-Cold切り替え装置
- Hot状態、cold状態の切り替えとして1ビット占有。
- 0=hot状態、1=cold状態
- 回転式受信機調整用吸収体スイッチ
- 当面、計算機制御は行なわないが、ダミーとして1ビット確保しておく。
- 分光器無入力信号切り替えスイッチ
- 受信機出力データ取得状態、無入力データ取得状態の切り替えとして
1ビット占有。
- 0=無入力状態、1=受信機出力取り込み状態
監視ビット割付
- 強度較正装置
- ツイストペア線に余裕がないので、強度較正装置全体のReady/Unreadyを
1ビット監視するのみとする。上記の「R-sky切り替え鏡」「Hot-Cold切り替え装置」
のReadyのandをハードワーヤード論理で組んである。
- Ready状態(動作完了)、Unready状態(動作中)の識別のために1ビット占有
- 0=Unready状態、1=Ready状態
- その他
- 他の装置は取りあえず監視しない。
- 0=無入力状態、1=受信機出力取り込み状態
IOポート割付
遠隔操作系に用いるFBI98DIOボードはベースアドレスから連続4バイト占有する。
先頭アドレスは0x00d4とする。指令には0x00d4ポートを、監視には0x00d5ポートを
用いる。以下ではLSBを0th bit、MSBを7th bitと呼ぶ。
- 回転式ビームスイッチ
- 指令=未接続、監視=未接続
- R-sky切り替え鏡
- 指令=0th bit、監視=5th bit
- Hot-Cold切り替え装置
- 指令=1st bit、監視=5th bit
- 回転式受信機調整用吸収体スイッチ
- 指令=未接続、監視=未接続
- 分光器無入力信号切り替えスイッチ
- 指令=2nd bit、監視=5th bit
すなわち、指令は「r_sky | (hot_cold <<1 ) | (z0 << 2)」を送り、監視は0x20で
マスクをかけて行なう。
handa@mtk.ioa.s.u-tokyo.ac.jp