ver.1.01 1997/4/11 半田利弘 ver.1.02 1999/5/9 半田利弘
西暦 積算閏秒=暦表時(力学時)−協定世界時 1973 +42sec 1974 +43 1982 +51 1983 +52 1984 +53 1985 +55 1986 +56 1987 +56 1988 +56 1989 +57 1990 +57 1991 +57 1992 +58 1993 +59 1994 +60 1995 +61 1996 +62 1997 +63 (1997/7/1 0hUTCに実施) 1998 +63 1999 +64 (1999/1/1 0hUTCに実施) 2006 +65 (2006/1/1 0hUTCに実施) 2009 +66 (2009/1/1 0hUTCに実施)ASTROSでは、月・太陽などの運動をNewcombの暦によって計算しているので、 その引き数である暦表時を、協定世界時から求める必要がある。 暦表時は、一般相対論では近似的には力学時に対応すると考えてよい。 ASTROSでは暦表時から協定世界時を減じたものを「積算閏秒」と呼んでおり、 然るべきファイルa:\tele\dev\reap.secに記入しておく必要がある。 この値は、地球の自転が一様でないことによるもので、月の潮汐力など外的要因や 極地の大陸氷分布の変化などによる地球の慣性モーメントの変動などを反映しており、 一般に予測は困難である。 過去の推移を見ると1秒/年程度ずつ増えているが、数年間変化しない場合もあり、 毎年のチェックが必要。
ここでは、過去の「天体位置表(海上保安庁水路部発行)」に 掲載されていた積算閏秒を掲載していた。 同書では、1984年まで暦表時を、1985年以降は力学時を用いている。 詳しくは該当年の天体位置表の該当項目 (「天文略説」「時刻系」p.420前後)を参照のこと。