受信機位置合わせ

○測定方法など

パワーメータ(PM)をmW単位で読みつつ測定しました R=0.43[mW], sky=0.30[mW]程度の空(と受信機)です
行った測定・調整は以下の通りです

  1. 副鏡の北半分(@Az=180d)をabsorberで覆ってPMを読む
  2. absorberを南北に10mmずつずらしてPMの読みの変化を見る→ 0.18[mW]  → 0.18[mW]の出力変動は副鏡上で10mmビームがずれることに対応する
  3. ビーム半径は副鏡で35.8mm, カセグレン焦点では5.2mmなので  副鏡上の10mmはカセグレン焦点上の5.2/35.8*10=1.45mmに相当
  4. 副鏡の北半分(@Az=180d)をabsorberで覆う
  5. Az=0d,90d,180d,270d(El=90d)でPMを読む
  6. 北と南とでPMの読みの差がdPsr[mW]であるとすると  副鏡上で光軸が (dPsr/0.18)*10[mm] ずれていることになる
  7. 東西も同様
  8. El軸の出口の北半分をabsorberで覆う
  9. Az=0d,90d,180d,270d(El=90d)でPMを読む
  10. 北と南とでPMの読みの差がdPel[mW]であるとすると  El軸出口上で光軸が (dPel/0.18)*1.45[mm] ずれていることになる  (El軸の出口とカセグレン焦点でビーム幅が等しいとする)
  11. 東西も同様
  12. 南北方向,東西方向それぞれについて  受信機位置のずれ[mm]は   0.65*(El軸出口でのずれ[mm])-0.22*(副鏡でのずれ[mm])  受信機の傾き[rad]は   -0.0049*(El軸出口でのずれ[mm])+0.00047*(副鏡でのずれ[mm])  で求まるらしい(長谷川さんの計算より)
  13. 出てきた位置のずれ・傾きの値を参考に受信機を移動
#あまり自信がありません #間違っていたらご指摘ください

○結果

#2000年11月22日測定/23日午後解析結果(クラリスワークス4.0表計算書類をbinhex)を添付します
  1. 一度目
         位置[mm] 傾き[rad]
      南北  0.7    0.0033
      東西  -1.0    0.0066
    
  2. 二度目 (とりあえず北に0.6-0.7mm動かしてみた)
         位置[mm] 傾き[rad]
      南北  0.9    0.0041
      東西  -1.9    0.0078
      (悪くなったので移動方向が逆だったと判断、なかったことにする)
    
  3. 三度目 (一度目の位置から南に0.8mm動かした)
         位置[mm] 傾き[rad]
      南北  -0.6    0.0061
      東西  -0.7    0.0051