VST2 El encoderリセットがうまく行かない場合の対処法 *以下の操作は、望遠鏡のEl位置がどこであるかによらずに実行可能。 1。PC9801(mensa)で、antcomコマンドを実行(アンテナ駆動用NSKドライバとの低レベル通信プログラム) 2。Elを選択 3。「TP0」をドライバに送る。すると現在の読出値が表示される。 4。読出値を4096で除したものが現在のZ相カウンタ値。 5。「AP」コマンドでZ相カウンタ値を強制設定する。4での数値をそのままAPに続けて入力すると、値は変化しない。現在、encoder値がずれているならば、この値から1ずらせばよい。1増やすと同じEl値がモニター画面上で上を指すようになる。見当が付かない場合はtry and errorで決める。 (ElについてもAzの6以降を実施した方が良いが、しなくても重大な支障は生じない) 例えば、3で141453が得られたならば、AP34を設定すると現状のままとなり、AP35を設定すると、同じEl値がそれまでよりも上を指すようになる。 VST2 Az encoderリセットがうまく行かない場合の対処法 *以下の操作は、望遠鏡のAz位置が1回転不定性をもたぬように北側を向いている場合に実行可能。 1。PC9801(mensa)で、antcomコマンドを実行(アンテナ駆動用NSKドライバとの低レベル通信プログラム) 2。Azを選択 3。「TP0」をドライバに送る。すると現在の読出値が表示される。 4。読出値を4096で除したものが現在のZ相カウンタ値。 5。「AP」コマンドでZ相カウンタ値を強制設定する。4での数値をそのままAPに続けて入力すると、値は変化しない。現在、encoder値がずれているならば、この値から1ずらせばよい。1増やすと同じAz値がモニター画面上で左を指すようになる。見当が付かない場合はtry and errorで決める。 6。制御に用いている3つのencoder座標(TP0,TP1,TP2)の原点を一致させる。まず、TP2をTP0に一致させるためコマンド「AO0」を実行。 7。次に、TP1をTP0に一致させるため、コマンド「TP1」で現在のTP1座標値を得る。その値を「IP」コマンドで設定する。 *例えば、3で25421が得られたならば、AP6を設定すると現状のままとなり、AP7を設定すると、同じAz値がそれまでよりも左(モニタTV画面上で)を指すようになる。 *例えば、7で「TP1」の戻り値が「17007」ならば、「IP17007」を送る。