各コマンドは随時改良中です。できる限りバグフィックスに努めていますが、
データによっては正しく機能しない場合もあり得ます。
その場合、オプションキーワードを明示的に指定するとか、
他のコマンドの組み合わせなどの方法で回避できないか試してみてください。
MacOS-X(IntelMacを含む)でも実績がありますが、準備が少し異なります。
こちらを御覧下さい。
SUNに関しては、Motifを追加インストールしているので一部で
runtime libraryの問題が発生する恐れがあります。Motifをインストールして
いないシステムでは導入の検討してください。開発元ではSCO社の
PremierMotif1.2 Developer's kitをインストールしています。
コンパイルから実行する場合はDeveloper's kitが
as is でバイナリィを使用する場合は少なくともUser's kitが必要です。
Motifの互換フリーソフトであるLessTifでも問題なく使用できます。
また、UltraSTARと合わせて開発している、X11/PostScript用のグラフィック
ライブラリィPxplib,PxpGlibも使用しています。同時期にリリースしている
バージョンと合わせて使用することをお奨めします。Pxplib,PxpGlibは
このファイルと同じwebサイトから入手可能なはずです。
man gzipとman tarを読んで、ファイルを展開してください。tarファイルは
展開を実行した時のカレントディレクトリ(以下、展開ポイントと称す)の下に
starあるいはstar2007gなどという名のディレクトリィを自動設定して、
そこにすべてのファイルを展開します。
以下では展開ポイントを~/として説明します。
これと異なる場合は適宜読み替えて下さい。
新しくできるディレクトリィは、downloadしたバージョンにより多少異なりますが、
ここでは、starとします。展開後、シンボリックリンクなどを適用するとよいでしょう。
自分が使用している環境と合っていない場合は、念のため変換しておいてください。
上記の環境下では、妥当なMakefileが自動生成されますが、それ以外の場合にも
正しいMakefileが作成されない可能性があります。うまく行かない場合は、
Makefileを見て、Motifのインストール先やコンパイラ名、コンパイラー
オプションなどが不都合であれば各自で、調整してください。
特に、Pxplibはfindコマンドで自動検索しているので、同じシステムに
2つ以上のバージョンが混在していると、誤った方をリンクしよう
としてしまう場合があります。必ず、バージョンの合った方(たとえば
Pxplib2002)の方にしてください。
次に、以下を実行して下さい。
環境
UltraSTARはNEWS-OS4.2R/CおよびSunOS4.1.4-JLE1.1.4、Solaris2.x、
TurboLinux3.0(Linux2.0.13+LessTif0.86.5)、
TurboLinux6.0(Linux2.2.13+LessTif0.89.9)、
RedHatLinux7.3(Linux2.4.18+LessTif)。
ファイルの展開
tar.gzやtgzという末尾でしたら、展開にgzipとtarが必要です。
gzipは今やほとんどのUNIX/Linux環境で最初から利用可能ですが、
インストールされていない場合は、ネット上にあるPDSのarchiveから
入手してください。日本語環境
この文章など説明用のものを除き、
配布ファイルから日本語コードは除いているはずですが、
残っているとしたらEUCで書かれています。
ただし、これらはコメントなので深刻な影響を与えることははずです。インストール
~/star/libと~/star/srcでmakeをする必要があります。
開発元ではNEWS-OS4.2R, NEWS-OS4.2C, SunOS4.1.4-JLE1.1.4-PremierMotif1.2、
TurboLinux3.0(Linux2.0.13+LessTif0.86.5)、
TurboLinux6.0(Linux2.2.13+LessTif0.89.9)、
RedHatLinux7.3、RedHatLinux9(Linux2.4.20-8)
TurboLinux10Desktop(Linux.2.6.0+LessTif.0.93.41)
および国立天文台野辺山設置のSolaris2環境でテストしています。
MacOS-Xでも実績がありますが、その場合は調整が必要なので、
こちらも御覧下さい。
これらの環境で使用できるMakefileを自動生成するスクリプトconfigureが
作ってありますので、それを利用するのが便利です。
cd ~/star/lib
./configure
make clean
make
この時、
configure -max_ch=4096
などとすると扱える分光器点数の最大値を変更することができます。
デフォルトは2048ですが、ご使用の計算機の能力が許す限り、大きくできます。
cd ~/star/src
./configure
make clean
make
この後、標準コマンドなどに追加するためにはrootなどアクセス権がある
ユーザーになって
make install
を実行して下さい。
デフォルトでは
/usr/local/star/binにUltraSTARの全コマンドがインストールされます。