VST2のアンテナ角度読取器のリセット
概論
VST1と全く同じなので、こちらを参照。
具体的手順
リセットの手順
- あらかじめアンテナをAz=0d付近(-90<Az<+90)に動かしておく。
- 98にてantinitコマンドを実行する。
- 「このプログラムはアンテナの位置認識に重大な影響を与えます。中止, 他=NSKカウンタのリセット:」と出たらリターンを押す。
- 「Reset the Z counter for Az」「Do it? (y/n):」と出たら、yを押してリターン。
- 画面に「以下の操作は受信機室内で行います。」などと出てくるので、受信機室に行き、
- DISPLAYのトグルスイッチをRESETにする
- Azimuth方向にアンテナを移動する。
- 手動端末で60度(0度)マイクロスイッチが押される位置まで移動
- 手動端末で少し南(+)側に移動し、マイクロスイッチを離す
- モータドライバのresetを押す
- 手動端末でゆっくり北(−)側に移動し、マイクロスイッチを通り越す
- resetの赤ランプが消えるまで移動を続ける … (注意)かなりゆっくりビクビクと移動しないとダメです
- 制御室でリターン(CR)を押すとAzエンコーダがリセットされる。また、受信機室に行き、
- Elevation方向にアンテナを移動する。
- 手動端末で0度マイクロスイッチ緑色ランプ(下)が押される位置まで移動
- 手動端末で少し上(+)側に移動し、マイクロスイッチを離す
- モータドライバのresetを押す
- 手動端末でゆっくり下(−)側に移動し、マイクロスイッチを通り越す
- resetの赤ランプが消えるまで移動を続ける … (注意)かなりゆっくりビクビクと移動しないとダメです
- 制御室でリターン(CR)を押すとElエンコーダがリセットされる。また、受信機室に行き、
- DISPLAYのトグルスイッチをOBSにする
- 制御室でリターン(CR)を押す。
- うまくいけば、98が「おめでたう。エンコーダのリセットに成功しました。\(^_^)/万歳」「念のため、AzElがわかっている点をCCDモニタなどで確認して下さい。」と言いながらantinitコマンドは終了する。
ポインティングの確認
- moveでアンテナを360ent, 360catのそれぞれに向ける。正しくは、図の赤い十字の中心が画面のシール上の印付近にくる。
- 目標物が光学ポインティング用のカメラに写っていることを確認する。写っていなければ、こちら。
- opintやonoffで星や標準天体がちゃんと見えることを確認する。