X11/Postscript統合表示ライブラリPxp
last update 2002/6/24 * new version Pxp2002 released!
Pxpとは?
Pxpは、Plot library for X11 and Postscript printerの略で、
同一の関数でX11の画面表示とPostscriptファイルとを生成できる
関数ライブラリィです。これによって、図を作りたいアプリケーションを
自作した場合に、それをX11で画面表示するのかPostscriptで印刷するのかを
簡単に変更することができます。
Pxpでは、X11への描画をXt(X toolkit libirary)とXm(Motif widget library)
の呼び出しによって実行しています。実際のPostscriptの仕様とX11で描画できる
仕様とは微妙な違い(例えば、異なるサイズの文字をサイズの違いとして
扱うのかフォントの違いとして扱うのか)がありますが、Pxpでは、そのような
違いが極力現われないように選択して表示するように工夫されています。
したがって、多くの場合、両者の表示はほぼ一致します。
プラットフォームは?
NEWS-OS4.2R, NEWS-OS4.2C, Solaris2.0+Motif1.2,
TurboLinux3.0日本語版 (Linux2.0.x+lesstif0.86.5),
TurboLinux6.0ワークステーション日本語版 (Linux2.2.13+LessTif0.89.9),
TurboLinux10Desktop(TurboLinux10+LessTif0.93.41)
などの環境で動作が確認されています。
印刷についてはPostscript Level 2, version3.0EPSを出力します。
カラー印刷にも対応しました。
グラフを書くには?
Pxpは、画面上の描画位置を直接指定するので、画面上の大きさが本質的な
絵を書く場合に適しています。
一方、物理量のプロットを行なうなど、絶対的な位置やスケールが本質的ではない
グラフなどを表記したい場合には、
拡張ライブラリィであるPxpGの利用をお薦めします。
こちらでは、画面・紙面上のスケールとは独立に物理量などでの
位置指定ができ、プロットスケールを一々気にせずに作図ができます。
入手方法は?
ここに、tar+gz形式のフルセットが
あります。
ダウンロードして見てください。インストールした場合には
ご連絡頂ければ幸いです。なお、現状では、Pxplib/lib/*.aは
開発環境で作成したバイナリィが入っている可能性があります。
互換性のないOSで使用する場合や、互換性について不明な場合は、
make cleanで、これらのファイルを消去してからmakeして下さい。
現在リリースしているバージョンについてはここ
を見てください。
インストール方法についての簡単な説明はここ
を見てください。