TurboLinux6.0の運用時調整

printer(PostScript)の設定

  1. TurboCentroからturbopintcfgを起動
  2. 「追加」の釦を押す
  3. リモートLPDキュー、新しいキューlpとする
  4. LPD設定をホスト名(rm)、キュー名(rp)
  5. プリンタの種類は「日本語PostScriptプリンタ」にする
  6. 用紙サイズはa4に
  7. 解像度、色深度はデフォルトでよい
  8. できあがった/etc/printcapの例
    lp|EPSON_LP8400PS3_in_my_room:\
            :sd=/var/spool/lpd/lp:\
            :mx#0:\
            :sh:\
            :rm=PrinterNodeName:\
            :rp=PORT1:\
            :if=/var/spool/lpd/lp/filter:
    lp1|Tektronix_Phaser740_at_2F_lobby:\
            :sd=/var/spool/lpd/lp1:\
            :mx#0:\
            :sh:\
            :rm=PrinterNodeName:\
            :rp=PS:\
            :if=/var/spool/lpd/lp1/filter:
    lp2|Canon_LBP-730PS_in_our_room:\
            :sd=/var/spool/lpd/lp2:\
            :mx#0:\
            :sh:\
            :rm=PrinterNodeName:\
            :rp=pr1:\
            :if=/var/spool/lpd/lp2/filter:
    
  9. turboserviceでlpdが起動していることを確認すること。
  10. 一度印刷に失敗するとこじれる

PostScriptプリンタでの両面印刷・片面印刷の設定

以上、両面印刷に関しては、 いまでぃさんこの ページを参考に記述しました。ここには両面袋綴じ自動再面付けの 方法も記述されています。

ネットワーク関連の調整

  1. ssh,telnet,ftp接続の設定

removable mediaの自動認識

/etc/fstabを以下のように修正する。 フロッピーがフォーマットされたOSにしたがい(DOSでも)自動認識される。 CD-ROMは、そのまま(iso9660)でJulietに対応している。
/dev/fd0  /mnt/floppy  auto  noauto,user  0 0

DOS/Windowsパーティションの自動マウント

DOSまたはWindowsで使用しているパーティションが、 VFAT(FAT32)でフォーマットされている場合は、以下の方法で Linuxから直接読み書きできる。

  1. /etc/passwdでDOS/Windowsパーティションへの書き込み等を 行う人の、ユーザーID番号とグループID番号とを調べる 以下の例では、ユーザーID番号が123、グループID番号が456だとする。
  2. マウントポイントをmkdirで作成しておく。 以下の例では、/mnt/dosとする。
  3. インストール時の記録を見て、DOS/Windowsパーティションの デバイス名を確認する。 以下の例では/dev/sda1とする。
  4. /etc/fstabに以下の行を追加する。
    /dev/sda1    /mnt/dos  vfat    defaults,uid=123,gid=456        1 2
    
  5. アクセス(特に書き込み)はrootでよい場合には、「,uid=...」 の記述は不要。したがって、以下のようになる。
    /dev/sda1    /mnt/dos  vfat    defaults        1 2
    

この際に、以下の点に注意


X11に関連した使用環境の整備

  1. Enlightment popup menuの編集
  2. cntlとCapsLockの入替
  3. NEWS-OSとの整合 /usr/lib/X11/fonts/misc/fonts.aliasの最終行に追加
    16x16kanji -*--16-*-jisx0208.1983-*
    

Sambaの設定

  1. 設定は、/etc/smb.confに書く。 デフォルトでよいが、workgroupを適当に変更する。 このファイルでは、先頭が#と;とのいずれもがコメントである。
  2. 同一のworkgroup名に対して、local masterは1台に限る。 したがって、2台目以降の場合は、
    [global]ブロックに
    local master = no
    の行を追加する必要がある。 TurboLinux3.0の時に使っていたsmb.confはここ
  3. Windows98がクライアントの場合は、パスワードが暗号化されているので、 encrypt passwords = yesを確認すること。
  4. /etc/smbpasswdファイルを作成する。 これは、Linuxの/etc/passwdから以下のコマンドで作成する。
    # mksmbpasswd.sh < /etc/passwd > /etc/smbpasswd
    # chmod 600 /etc/smbpasswd
    
  5. rootで以下のコマンドにより、初期パスワードを設定する。 このパスワードはwindows起動時に入力するものに対応するもので、 Linuxログイン時のものと同一である必要はない。
    # smbpasswd ユーザー名
    New SMB passwd:
    Retype new SMB passwd:
    Password changed for user ユーザー名
    
  6. 後から追加したLinuxユーザー用にsmbpasswdを設定するには smbpasswdコマンドを-aオプションで実行する。 (このとき、Linuxユーザーになっていることが必要)
    smbpasswd -a foo
    ...
    

WindowsXPとLilo

liloのプロンプトからは、XindowsXPは起動できない そこで誤って起動しないためにはliloを以下の手順で修正する
  1. root権限に移行
  2. /etc/lilo.confを
    boot=/dev/XXX  ←ここはLinuxのブートパーティションを指定
    map=/boot/map
    install=/boot/boot.b
    prompt
    lba32
    timeout=50  ←liloプロンプトで待つ時間はここで決める(単位0.1秒)
    default=linux
    image=/boot/vmlinuz
            label=linux
            root=/dev/XXX  ←ここはLinuxのrootパーティションを指定
            initrd=/boot/initrd
            read-only
    
    だけにする。
  3. liloを実行
ファイルの内容の詳細は、man lilo.confを参照

PCMCIAでのネットワーク切替

  1. 以下の4つの設定ファイルを交換すればよい
  2. サイト別切替スクリプトの作成 モバイル環境でPCMCIAカードで接続している場合(特に固定IP利用の場合)は、 このような設定ファイル切替スクリプトchgnodがあると便利

    これを使うには、 /etc/sysconfigにnetwork.hereとかnetwork.thereなどのディレクトリを作り、 その下に、以下のようなnetwork,ifcfg-eth0,resolv.conf,hostsを作っておく。
    移動するごとに「chgnod here」とか「chgnod there」などと使えば良い。


インストール実行者:半田利弘